WHY TAXANODE

植物の情報は、
たくさんある。

でも、意外と「使える場所」がない。

植物について調べようとすると、すぐに一つの問題にぶつかります。情報そのものは、決して少なくありません。

大学や研究機関には分類学や生態学の資料があり、植物園には貴重な栽培記録があり、園芸の世界には育て方や品種情報があり、植物愛好家の中には何十年も積み重ねてきた経験があります。

それなのに、ひとつの植物について、まとまった情報を探すのは意外と難しい。

学名は研究機関のデータベース。育て方は園芸サイト。毒性は別の資料。絶滅危惧情報は環境省。園芸品種はショップ。昔の学名を調べるなら、さらに別のページ。

珍しい植物になるほど、情報はもっと細かく分散していきます。植物が好きな人でさえ、「この植物についてちゃんと調べたい」と思っただけで、いくつものサイトや資料を行き来しなければならないことがあります。

TaxaNode は、その不便を少しずつ減らすためのプロジェクトです。

一つの植物に、一つの入口を。

TaxaNode では、一つの植物種を単なる「記事」としてではなく、ひとつの Node(ノード) として扱います。

そのノードに、学名、和名、英名、分類、原産地、生育環境、開花時期、果実、毒性、食用情報、薬用利用、保全状況、過去の学名、写真などをつなげていきます。

知りたい情報を、毎回別々の場所へ探しに行くのではなく、まず、その植物のノードを見ればいい。

そんな植物情報の入口を目指しています。

学術と園芸を、もっと近くに。

植物の世界には、少し不思議な分断があります。研究者が使う情報と、園芸を楽しむ人が使う情報が、ほとんど別々に存在しています。しかし、植物そのものは同じです。

分類学で重要な植物も、園芸店では商品になるかもしれません。園芸家が何十年も育ててきた経験が、研究資料には残っていないこともあります。植物園に保存されている希少種について、一般の人は存在すら知らないかもしれません。

学術、園芸、植物園、自然観察、そして個人の経験を、一つの植物を中心につなげること。

TaxaNode は、それを目指します。

学名が変わっても、植物は消えない。

名前は変わる。
分類も変わる。
記録は残る。

植物の分類は、研究によって変わります。属が変わることもあります。一つの種が二つに分けられることもあります。昔使われていた学名が、現在では異名になっていることも珍しくありません。

そのため TaxaNode では、学名そのものとは別に、植物のノードへ固有の TaxaNode ID を与えます。

名前が変わっても、過去の記録や写真まで消える必要はありません。昔の名前から検索しても、現在の植物へたどり着ける。そんな仕組みを作ります。

種が分割・統合された場合も、古いノードを消すのではなく、過去の記録と新しい分類ノードの関係を残します。

写真も、知識も、できるだけオープンに。

植物を知るために、写真はとても重要です。花だけでなく、葉、果実、樹皮、根、生育環境。同じ植物でも、季節や場所によって姿は変わります。

公共の植物ノードには、作者が明確なライセンスを選んで共有した写真を蓄積します。誰でも閲覧でき、定められたライセンス条件の範囲で利用できる公共の資料を育てていきます。

一方、個人ページに投稿された写真の著作権は、その撮影者に残ります。個人の写真が、本人の同意なく公共資料へ移されたり、自由利用できる写真として扱われたりすることはありません。

植物の基本情報の検索・閲覧と、基本的なQRコード機能は、原則として無料で利用できる形を目指します。植物について知ることそのものに、高い壁を作りたくありません。

「これは何?」の、その先へ。

植物を見つけたとき、知りたいことは名前だけではありません。どこに生えているのか。いつ花が咲くのか。毒はあるのか。食べられるのか。家で育てられるのか。近い仲間には何があるのか。絶滅の危険はあるのか。

植物を知るということは、名前を一つ覚えることだけではありません。その植物が、どこで生き、どう進化し、人間とどのように関わってきたのかを知ることでもあります。

TaxaNode は、専門知識を専門家だけの場所に閉じ込めるのではなく、植物に興味を持った人が、そのまま深く入っていける場所を目指します。

個人の植物世界も、残せる場所へ。

植物が好きな人の中には、一つの属を何十年も育てている人もいます。毎年同じ山を歩き、開花時期を記録している人もいます。数百種類の植物を自宅で育てている人もいます。

そうした知識や記録の多くは、個人の写真フォルダやノートの中だけに残っています。TaxaNode では、公共の植物ノードとは別に、個人が自分の写真、観察、栽培記録、記事を蓄積し、公開できる場所を作ります。

個人ページの写真と文章は、その作者のものです。公共の植物ノードへ提供したい場合だけ、作者自身が別途ライセンスを選び、共有できる仕組みにします。

公共の図鑑は「植物そのもの」を記録する。
個人のページは「人と植物の関係」を記録する。

どちらも、植物を理解するために大切な情報だと考えています。

TAXANODE / OUR DIRECTION

世界中に散らばっている植物の知識を、
もっと探しやすく。もっと使いやすく。
もっと長く残せるものへ。

植物を知りたいと思ったとき、まず開く場所を。

お問い合わせ

植物情報の訂正、写真の権利、共同編集についてcontact@taxanode.com
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