樹幹や枝に着生する小型の常緑ランです。約1 mmというラン科でも最小級の花を、細長く垂れる花序に多数つけます。花の列が珠玉を連ねた装身具「瓔珞」に見えることが和名の由来です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Oberonia japonica |
| 科・属 | ラン科(Orchidaceae)/ヨウラクラン属(Oberonia) |
| 目 | キジカクシ目(Asparagales) |
| 和名・流通名 | ヨウラクラン |
| 中国名 | 瓔珞兰(ヨウラクラン) |
| 原産地・分布 | 日本から中国東部にかけての東アジア |
| 花期 | 日本ではおもに4~6月 |
| 安全性 | 明確な強い毒性は知られていませんが食用植物ではありません。野生株は採取せず、古木と湿潤な微環境を含めて保全する必要があります。 |
生態と特徴
暖温帯の湿度が保たれた森林に生育し、樹木を足場として利用しますが寄生はしません。雨、空中湿度、樹皮上の有機物から水分と無機養分を得ます。古木が残る社寺林も重要な生育場所で、扁平な小葉と下垂する微細な花序が識別点です。果実は蒴果で、微小な種子の発芽には菌根菌が関わります。
花・果実
花期は日本ではおもに4~6月です。開花・結実の時期は地域の気温、降水、栽培条件によって前後します。受粉後はこの分類群に固有の果実と種子を形成し、種子繁殖に加えて地下茎、側芽、株分けなどを利用する種もあります。
安全性
明確な強い毒性は知られていませんが食用植物ではありません。野生株は採取せず、古木と湿潤な微環境を含めて保全する必要があります。