湿った常緑林の林床に生える、高さ約10 cmの小型地生ランです。花も1 cm未満で、落葉や苔に紛れやすく、野外では非常に見つけにくい植物です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Odontochilus yakushimensis |
| 科・属 | ラン科(Orchidaceae)/キバナシュスラン属(Odontochilus) |
| 目 | キジカクシ目(Asparagales) |
| 和名・流通名 | ヤクシマヒメアリドオシラン |
| 中国名 | 屋久岛姬蚁通兰(ヤクシマヒメアリドオシラン) |
| 原産地・分布 | 日本、中国、台湾、フィリピンなど東アジアから東南アジア |
| 花期 | 日本では夏から秋 |
| 安全性 | 明確な強毒性は知られていませんが食用・薬用植物ではありません。希少な野生ランなので採取や移植は避けてください。 |
生態と特徴
緑葉をもち成株は光合成しますが、微小なラン科種子の発芽には菌根菌が重要です。屋外や一般的な温室では長期維持が難しい一方、無菌培養では保存でき、筑波実験植物園ではフラスコ内で20年以上生存した株が展示されています。日本では準絶滅危惧(NT)とされ、生育地と培養系統の双方が保全上大切です。
花・果実
花期は日本では夏から秋です。開花・結実の時期は地域の気温、降水、栽培条件によって前後します。受粉後はこの分類群に固有の果実と種子を形成し、種子繁殖に加えて地下茎、側芽、株分けなどを利用する種もあります。
安全性
明確な強毒性は知られていませんが食用・薬用植物ではありません。希少な野生ランなので採取や移植は避けてください。