海中で一生を過ごす本物の海生被子植物です。細長い葉と地下茎をもち、浅い内湾の海底に「アマモ場」と呼ばれる広い草原をつくります。海藻ではなく、花・果実・種子をつくる陸上植物の仲間です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Zostera marina |
| 科・属 | アマモ科(Zosteraceae)/アマモ属(Zostera) |
| 目 | オモダカ目(Alismatales) |
| 和名・流通名 | アマモ |
| 中国名 | 鳗草(アマモ) |
| 原産地・分布 | 北半球の温帯から寒温帯の沿岸 |
| 花期 | 日本では主に春から夏 |
| 安全性 | 明確な毒性は知られていませんが一般的な食用植物ではありません。採取よりも、濁り・埋立て・水質変化からアマモ場を守ることが重要です。 |
生態と特徴
地下茎と根で砂泥を安定させ、稚魚や甲殻類の隠れ家・産卵場となります。海水中で花粉を運ぶ水媒受粉を行い、枯葉は沿岸の食物網を支えます。炭素を海底堆積物へ長期貯留する「ブルーカーボン」生態系としても重要です。
花・果実
花期は日本では主に春から夏です。開花・結実の時期は地域の気温、降水、栽培条件によって前後します。受粉後はこの分類群に固有の果実と種子を形成し、種子繁殖に加えて地下茎、側芽、株分けなどを利用する種もあります。
安全性
明確な毒性は知られていませんが一般的な食用植物ではありません。採取よりも、濁り・埋立て・水質変化からアマモ場を守ることが重要です。