水田やため池の浅い水中に生える、小型の一年生沈水植物です。非常に細い葉を分枝した茎につけ、肉眼では地味ですが、強く湾曲した種子が重要な識別点です。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Najas ancistrocarpa |
| 科・属 | トチカガミ科(Hydrocharitaceae)/イバラモ属(Najas) |
| 目 | オモダカ目(Alismatales) |
| 和名・流通名 | ムサシモ |
| 中国名 | ムサシモ(武蔵藻) |
| 原産地・分布 | 日本および台湾など東アジア |
| 花期 | 7~9月 |
| 安全性 | 明確な強毒性は知られていませんが食用植物ではありません。希少種のため野外個体を採取せず、生育地を踏み荒らさないでください。 |
生態と特徴
春から夏に種子から発芽し、水中で小さな花をつけ、秋までに次世代の種子を残します。水田の管理、水位、除草剤、ため池改修の変化に敏感です。日本では絶滅危惧IB類(EN)で、埋土種子を含む生育地全体の保全が必要です。
花・果実
花期は7~9月です。開花・結実の時期は地域の気温、降水、栽培条件によって前後します。受粉後はこの分類群に固有の果実と種子を形成し、種子繁殖に加えて地下茎、側芽、株分けなどを利用する種もあります。
安全性
明確な強毒性は知られていませんが食用植物ではありません。希少種のため野外個体を採取せず、生育地を踏み荒らさないでください。