寒さ、湿り気、やせ地に耐える古い雑穀で、日本でも米が育ちにくい地域を支えてきました。小さな穀粒を脱皮して飯、粥、餅状食品などに利用します。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学名 | Echinochloa esculenta |
| 科・属 | イネ科(Poaceae)/ヒエ属(Echinochloa) |
| 目 | イネ目(Poales) |
| 和名・流通名 | ヒエ |
| 中国名 | 稗(ヒエ) |
| 原産地・分布 | 東アジアで栽培化 |
| 花期 | 7~9月ごろ |
| 安全性 | 成熟種子は脱皮して十分に加熱すれば食用で、一般に有毒ではありません。雑草防除薬がかかった株や同定できない野生穀粒は口にしないでください。 |
生態と特徴
C4植物で生育が速く、湿った畑でも育ちます。同属には水田の強害雑草である野生ヒエ類も多く、栽培ヒエとの識別には穂、脱粒性、種子形態などが必要です。農業史と救荒作物の両面で重要です。
花・果実
花期は7~9月ごろです。開花・結実の時期は地域の気温、降水、栽培条件によって前後します。受粉後はこの分類群に固有の果実と種子を形成し、種子繁殖に加えて地下茎、側芽、株分けなどを利用する種もあります。
安全性
成熟種子は脱皮して十分に加熱すれば食用で、一般に有毒ではありません。雑草防除薬がかかった株や同定できない野生穀粒は口にしないでください。